能 大社 (おおやしろ)



あらすじ

 帝の臣下が出雲国では「神在月」と称して神々がこの地に集まると聞き遙々出雲大社に参詣する。そこで出会った宮人に出雲大社の謂われを尋ねると「毎年十月一日の寅の刻には諸神悉くこの地に影向して神遊びをなされる」と語り、これは神の告であるぞと言い捨てて社殿の中に消える。やがて時雨の空が晴れると天女が現れ舞を舞い、それに誘われるように神々が来臨し出雲の大神も出現して舞楽を奏し、夜が更けると海上から竜神が現れ黄金の小箱から小龍を取り出し神前に供える。その後神々は虚空に上がり帰って往かれる。

演者から一言

 滅多に出ない「希曲」です。ツレも大勢、囃子事満載。作物&小道具もあるので準備も一苦労。でも一見の価値あり!「神子神主(みこかんぬし)」は間狂言の小書(特殊演出)なので私も見た事ありません・・・萬斎師も初めてお勤めに成られるとの事。昨年式年遷宮をお迎えになった出雲大社へのお祝いとして今回は勤めさせて頂きます。


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