15.2005年1月29日「府中市民能」の記録です。

狂言「素袍落(すおうおとし)」・能「葵上(あおいうのえ)梓之出」

解説 中森晶三師
「源氏物語と能」

狂言「素袍落」
昼の部 シテ 山本東次郎師
アド 山本則直師
能「葵上 梓之出」
 シテ 観世喜正師
浅黄と赤の段唐織でした
正先に置かれた装束が
病床の葵上です
ツレ 古川充師 ワキツレ 御厨誠吾師
間狂言 山本則孝師
ワキ 殿田謙吉師
この曲のワキは動きがあり格好イイ役です
後シテは緋長袴でいたしました
これは本来「空之祈」の小書の時の格好です
 夜の部も同じ番組でした
シテ 山本東次郎師 アド 山本則俊師
アド 山本則重師
夜の部 ツレ 佐久間二郎師
水衣の上に木綿襷(ゆうだすき)をかけています
夜の部 シテ 中森貫太
橋懸かりで車の長柄にすがって泣く型
小書の型です
光源氏を寝盗られた恨みを晴らそうとします
唐織を引き抜き、頭から被いています
常は物着ですが小書では中入りします
間狂言 山本則秀師 ワキツレ 芳賀俊嗣師
ワキとの攻防 身体に巻いているのは白綾です
手には打杖を持っています
ワキに 祈り伏せられた怨霊
経文から逃れるために耳をふさぎます
質疑応答はとても多くのご質問がありました

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