2.2006年5月25日「能を知る会 横浜公演」の記録です。

解説「能の小書」・狂言「秀句傘(しゅうくからかさ)」・能「采女(うねめ)美奈保之伝」

解説 「能の小書」 中森晶三

狂言「秀句傘」
シテ 野村萬斎師
アド 石田幸雄師 アド高野和憲師

傘になぞえて秀句(駄洒落)を読む曲で
狂言としては希曲だそうです
能「采女 美奈保之伝」
ワキ 森 常好師

シテ 中森貫太
赤地市松御所車の唐織で
面は「若女」でした

間狂言 深田 博師
春日の里人です 

後シテの出
小書の時は装束が紅無となり
水衣をかずいて登場します
弔ってくれた僧に向かって合掌し
成仏したことを感謝します
美奈保之伝の型所
序之舞の中で橋懸かりに行き
扇をかざして池の水面を見込みます
長絹は浅黄地廬芦の柄で師匠家より拝借しました
銀の摺箔と浅黄大口、
白地の鬘帯という取り合わせでした
非常にゆったりしたテンポの曲でしたので
85分の上演時間でした
小書がなければ120分コースの曲でしたね・・・
終演後の質疑応答もたくさんの御質問が出ました

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