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最新の公演 過去の公演情報一覧

4月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

☆平成19年4月12日(木)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
桜の能
解説
中森 晶三
狂言
薩摩守(さつまのかみ)
野村 萬斎
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茶屋
深田 博治
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船頭
野村万之介

薩摩守忠度
(朝)中森 貫太
(昼)観世 喜正
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旅僧
森  常好
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従僧
(朝)舘田 善博
(昼)森 常太郎
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里人
竹山 悠樹
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一噌 隆之
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小鼓
鵜澤洋太郎
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大鼓
柿原 光博

 藤原俊成卿と親交のあった平忠度は和歌の才人であった。しかし俊成卿の編纂した「千載集」には朝敵故に「詠み人知らず」とされ、その無念を晴らすために俊成卿ゆかりの僧の前に現れ、満開の桜の木の下で在りし日の最後の勇姿を見せる。 
 武人としてより歌人としての忠度を描いた修羅物きっての名曲です。


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5月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

☆平成19年5月5日(土)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
節日の能
解説
中森 貫太
狂言
附子(ぶす)
太郎冠者
山本泰太郎
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次郎冠者
山本 則孝
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主人
遠藤 博義
里人
鍾馗
(朝)中森 貫太
(昼)小島 英明
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旅人
(朝)則久英志
(昼)大日方寛
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終南山麓ノ者
山本 則孝
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八反田智子
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小鼓
森澤 勇司
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大鼓
高野 彰
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太鼓
徳田 宗久

 僧端午の節句の人形でお馴染みの「鍾馗様」の謂われを能楽化した曲です。及第できないことを嘆き自殺するも、帝の慈悲により官位を賜ったために帝を守護する神となった鍾馗。愛妻楊貴妃を病気にし、更に帝に取り憑こうとした鬼を退治する。
 「こどもの日」に因んだ選曲です!


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6月の公演


能を知る会
東京公演別会

☆平成19年6月17日(日)午後1時始め           会場  国立能楽堂
入場料(消費税込)・・ 正面指定席¥10,000(友の会¥9,000)/脇・中自由席¥6,000(友の会¥5,500)

講演
能の老若男女・貴賤都鄙
講演
増田 正造
藤戸(ふじと) 蹉足它之伝
漁師ノ母
漁師
中森 貫太
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佐々木盛綱
殿田 謙吉
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従者
森 常太郎
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盛綱ノ下人
山本 則孝
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一噌 庸二
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小鼓
幸 正昭
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大鼓
安福 建雄
狂言
縄綯(なわない)
太郎冠者
山本東次郎
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主人
山本 則孝
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何某
遠藤 博義
仕舞
笠之段(かさのだん)
シテ
観世 喜正
卒都婆小町(そとばこまち)
シテ
観世 喜之

融大臣
五木田三郎
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旅僧
森  常好
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所ノ者
遠藤 博義
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一噌 隆之
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小鼓
鵜澤洋太郎
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大鼓
安福 光雄
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太鼓
観世 元伯

藤戸 : 藤戸先陣の功の為に道案内の漁夫を口封じに殺した佐々木三郎盛綱。その恩賞に賜った備前の兒島(こじま)に赴任し、訴訟有る者は申し出よと告げると一人の女が進み出て我が子を殺された恨みを涙ながらに訴える。
 盛綱は母を哀れに思い当時の様子を語り漁夫の弔いを行う。すると漁夫の幽霊が悪霊となって現れ盛綱に詰め寄るが弔いの功徳により成仏して消え失せる。

融  : 河原左大臣源融が老人となって自らが風流の限りを尽くした六条河原院の旧跡に現れ旅の僧に当時の汐汲みの様子を見せ消え失せる。僧が夜もすがら読経していると融大臣が在りし日の姿で現れ雅やかに舞を舞い夜明けと共に去ってゆく。
 「舞返(まいがえし)」の小書(特殊演出)により後半の舞に重きを置いた演出となります

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県民のための 能を知る会
鎌倉公演

☆平成19年6月30日(日)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

講演
源氏物語と能
講演
尾島 政雄
狂言
金藤左衛門(きんとうざえもん)
金藤左衛門
大蔵吉次郎
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宮本  昇
里女
夕顔上
(朝)中森 貫太
(昼)奥川 恒治
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旅僧
野口 能弘
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所ノ者
大蔵 教義
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寺井 宏明
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小鼓
古賀 裕己
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大鼓
柿原 弘和

 旅僧、京都見物の道すがら五条あたりで、あばら屋から女の和歌を吟じる声を聞く。やがて現れた女に所の名を聞くと「なにがしの院」実は融の大臣の河原の院の旧跡で、光源氏と夕顔が物の怪に襲われた所と教え、その物語をして消え失せる。
 所の者の物語に納得した僧が弔っていると、夕顔の亡霊が現れ、荒れ果てた庭を背景に弔いの報恩の舞を舞って夜明けとともに消え去る。
 源氏物語を題材とはしているが異色の作品です。


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8月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

☆平成18年8月23日(木)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
直面の能
解説
中森 晶三
狂言
蚊相撲(かずもう)
大名
高野 和憲
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蚊の精
月崎 晴夫
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太郎冠者
石田 幸雄
源仲國
(朝)中森 貫太
(昼)五木田三郎
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小督局
(朝)鈴木 啓吾
(昼)古川  充
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侍女
(朝)佐久間二郎
(昼)坂 真太郎
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勅使
(朝)則久 英志
(昼)殿田 謙吉
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里人
(朝)月崎 晴夫
(昼)高野 和憲
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寺井 宏明
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小鼓
幸 正昭
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大鼓
安福 光雄

 帝の命を受け平清盛の威光を怖れて嵯峨野に身を隠した小督の局を訪ねる源仲國。折しも十五夜の名月の元、局の弾く琴の音を聞きつけ対面を果たし帝の御書を手渡す。
 
名曲「駒之段」や帝との甘美な一時を語るクセなど見所、聞き所の多い季節にピッタリの人気曲です。


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9月の公演

 

能を知る会横浜公演

☆平成19年9月27日(木)午後2時始            会場  横浜能楽堂

入場料(消費税込)・・ 指定席¥7,000(友の会¥6,500)/自由席¥4,700(友の会¥4,200)

解説
能の狂女
解説
中森 晶三
狂言
蝸牛(かぎゅう)
山伏
野村 萬斎
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深田 博治
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太郎冠者
高野 和憲
花若ノ母
狂女
中森 貫太
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子方
中川 優奈
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小太郎
森  常好
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善光寺従僧
舘田 善博
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松田 弘之
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小鼓
観世新九郎
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大鼓
国川  純

 訴訟のため鎌倉に居た越後国柏崎の某は病で急逝し、一緒にいた子の花若は父の死を嘆き出家して行方知らずとなる。家臣の小太郎は柏崎殿の形見と花若の手紙を持ち越後に帰り花若の母にこれらを手渡す。夫の死と子供の失踪を知った母はこれを嘆き夫の後生安穏と我が子の無事を祈る。
花若は出家して善光寺で父を弔っているが、そこに狂女となった母が現れ亡夫の後世を弔っていると狂気となり仏前で舞い狂う。花若は自ら名乗り出て再会を喜び親子共々故郷に帰って行く。
 
最も古い能の一つで全曲見所・聞き所の大曲です。


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10月の公演

能を知る会東京公演
「山に棲む女の鬼」


☆平成19年10月16日(火)午後6時始め           会場  国立能楽堂
入場料(消費税込)・・ 正面指定席¥7,000(友の会¥6,500)/脇・中自由席¥5,000(友の会¥4,500)

講演
山に棲む女の鬼
講演
馬場あき子
狂言
鬼 瓦(おにがわら)
大名
野村 万作
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太郎冠者
高野 和憲

山姥
中森 貫太
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百萬山姥
鈴木 啓吾
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従者
殿田 謙吉
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供人
大日方 寛
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供人
則久 英志
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里人
石田 幸雄
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寺井 宏明
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小鼓
鵜澤洋太郎
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大鼓
柿原 崇志
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太鼓
小寺 佐七

 山姥の山廻りの曲舞で評判を取った遊女が善光寺参りに出掛け、上路の山の難所で急に日が暮れ困っていると、一人の女が声を掛け家に導く。女は山姥の曲舞を所望し、真の山姥と名乗って消失せる。遊女が舞っていると山姥が本体を現し、山姥の由来を説き山巡りのさまを見せて去って行く。
 深山幽谷の雄大さと深さを感じさせる、禅味を帯びた大曲です。


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県民のための能を知る会鎌倉公演

☆平成18年10月30日(火)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
能の作物
解説
中森 晶三
狂言
寝音曲(ねおんぎょく)
太郎冠者
深田 博治
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主人
月崎 晴夫
里女
野干
(朝)古川 充
(昼)中森 貫太
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玄翁道人
殿田 謙吉
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能力
高野 和憲
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小野寺竜一
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小鼓
森澤 勇司
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大鼓
柿原 弘和
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太鼓
小寺真佐人

 山僧玄翁が下野国那須野を通り掛かると、ある石の上を飛ぶ鳥がバタバタと落ちて死ぬのを見る。不審に思って近付こうとすると美しい女が呼び止め、殺生石になった美女玉藻の前(実は印度・中国・日本の王朝を揺がせた妖狐)のことを物語り消え失せる。  
 玄翁が祈ると、石が割れ、九尾の狐が本性を現し、帝に近付き取り殺そうとしたのを安倍泰成に見破られ、那須野に逃げてきたのを武士達に射止められた次第を仕方噺に見せ、再び殺生をせぬことを誓って消える。


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11月の公演

県民のための能を知る会
鎌倉公演

☆平成19年11月21日(水)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
謡曲
解説
中森 晶三
狂言
柑子(こうじ)
太郎冠者
善竹 十郎
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主人
(朝)善竹富太郎
(昼)善竹大二郎
俊寛
(朝)中森 貫太
(昼)遠藤 喜久
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平判官入道康頼
(朝)小島 英明
(昼)佐久間二郎
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丹波少将成経
(朝)桑田 貴志
(昼)坂 真太郎
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赦免使
村瀬 純
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船頭
(朝)善竹大二郎
(昼)善竹富太郎
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槻宅  聡
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小鼓
幸 正昭
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大鼓
亀井 広忠

 平家転覆を狙った「鹿ヶ谷の陰謀」が発覚し清盛により鬼界ヶ島に流された俊寛僧都と丹波少将成経と平判官入道康頼。俊寛は平家憎しの気持ちを忘れないが後の2人は1日も早い帰京を願い島に三熊野を勧請し祈っている。 そこに中宮懐妊の赦免の使いが書状を携えやって来るがそこには俊寛の名前はなく、後の2人は使いと共に舟に乗り遠ざかって行く。
平家物語を題材とし歌舞伎としても有名な曲です。。


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1月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

☆平成20年1月12日(土)午前10時/午後2時            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・ 全席自由席¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
能の神
解説
中森 晶三
狂言
佐渡狐(さどぎつね)
越後の百姓
山本 則重
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佐渡の百姓
山本 則秀
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奏者
山本 則俊

住吉明神
(朝)中森 貫太
(昼)佐久間二郎
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(朝)中森健之介
(昼)古川 充
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阿蘇宮神主友成
森  常好
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高砂の浦人
遠藤 博義
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一噌 隆之
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小鼓
観世新九郎
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大鼓
安福 光雄
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太鼓
観世 元伯

 肥後国阿蘇宮の神主友成は高砂の松の根方を清める老人夫婦と言葉をかわし、松の目出度いいわれを聞く。二人は高砂住之江の相生の松の精と明かし、住吉で待つと言い置いて小舟に乗って去る。
 後を追った一行は住吉明神が巫に乗り移って御代万歳を寿いでさっそうと舞う奇瑞を見る。


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3月の公演

能を知る会横浜公演

☆平成20年3月6日(木)午後2時始            会場  横浜能楽堂

入場料(消費税込)・・ 指定席¥7,000(友の会¥6,500)/自由席¥4,700(友の会¥4,200)

講演
源頼朝
講演
尾島 政雄
狂言
お茶の水(おちゃのみず)
新発意
山本 則孝
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住持
山本 則直
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山本泰太郎
土肥実平
中森 貫太
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源頼朝
駒瀬 直也
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田代信綱
佐久間二郎
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新開次郎
古川 充
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土屋三郎
小島 英明
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土佐坊
桑田 貴志
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岡崎義実
中所 宜夫
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土肥遠平
中川 優奈
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和田義盛
殿田謙吉
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船頭
山本泰太郎
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寺井 宏明
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小鼓
鵜澤洋太郎
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大鼓
亀井 広忠

 石橋山の合戦に惨敗した頼朝一行は海岸から船で逃げようとする。人数を数えると八人。祖父為義・父義朝の先例を思った頼朝は不吉と一人降りよと命ずる。この極限状況で親子争った末、みずから降りようとする土肥実平に、子供の遠平は身代りを申出る。必死の戦場に愛児を残す父の心中。やがて追付く和田義盛の船に、奇跡的に助けられた遠平が。感涙に咽んだ実平は喜びの舞を舞い、やがて頼朝は天下平定する。数少ないご当地曲です。


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