能 芦刈 (あしかり)

 
あらすじ

 貧しさのあまり、3年後に再会を誓い協議離婚した夫婦。再会時、妻は都に上り出世して戻って来るが、夫はしがない芦売りだった・・・
 再会を拒む夫だが、妻の読む和歌の功徳により和解し、再会を喜ぶ舞を舞う。
 有名な「笠の段」を見せ場とする、男物狂の代表的な曲です。

演者から一言

 「市場での芦売り」ですからあまり武張った感じにならぬように舞いたいですね。その中でいかにシテらしさを保つかが工夫のしどころです。
 芦を刈る型や笠尽くしの舞「笠之段」妻と再会しての酒宴の舞い等非常に盛りだくさんな内容の曲です。
 印象が散漫にならぬよう、気を入れて勤めたいと思います。


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