京都賀茂神社の縁起物語。 幡州室の明神の神職が賀茂に詣で、注連縄(しめなわ)をめぐらした 矢に不審し、秦氏女(御祖神)と別雷神の交情の神話を居合わせた巫女から聞く。やがて両神は本体をあらわし、威勢を示す。 初夏の季節感あふれる、見場の多い初夏の脇能です。
脇能です。 前シテが女性の神能は珍しく、神の化身らしく 立派に振る舞いつつ、きつくならないように演じたいと思っています。 後シテは雷神ですので、豪快に力強く暴れてみます。(そろそろ年を考えねば…) 登場人物も多く、経費もかさむ曲目です。