孝行の徳によって霊夢を受け酒屋をひらいた高風は次第に大金持ちになる。常連の中に不思議な姿の者が居て非常に酒が強い。今日も来たので名を訪ねると「潯陽の江に住む猩々」と名乗り水中に姿を消す。
　高風が潯陽の江を訪れると大勢の猩々が現れて大瓶から酒を汲み交わし、酔って楽しく舞い遊んだ末、孝行の徳をたたえ、いくら汲んでも尽きることのない酒壷を、高風に与える。

　ごく小品ですが、人数物なので型を揃えるのが一苦労、まぁ酔っぱらいの集団ですからそんなに神経質にはしたくありませんね。
　瓶を作ったり装束を揃えるだけでも一仕事なのですが、やってみると結構面白い曲でした。