京都紫野雲林院の僧が花の供養をしていると一人の女が来て白い花を供えた。僧が花の名を尋ねると女は花は夕顔の花、自分は五條辺りの者と答え立花の陰に姿を消す。 不審に思った僧が五條辺りに来てみると女が半蔀を押し上げて現れ、ここが光源氏と夕顔の前が夕顔の花の縁で契りを結んだ事などを語り、夜もすがら僧の前で舞を舞うが夜明けと共に消え失せる。
舞の中でシテが作り物の下に下がって入る型がありますがこれが意外と難しい。勢いよく行くと作物にぶつかり怖がると作り物の下に入れないので 。