都で山姥の山巡りする曲舞で評判を取った遊女百萬山姥。母親の十三回忌に善光寺詣でを思い立つ。途中険しい山道で急に辺りが暗くなり困っていると一人の女が現れ自分の庵に案内する。 女は百萬山姥に山姥の山巡りの舞を所望し、自らこそ真の山姥と言い捨て姿を消す。百萬山姥が曲舞を謡い始めると山姥が本来の姿で現れ山巡りの様を見せまた山に帰っていく。
とにかく馬力のいる曲です。荒くなってはまずいのですが弱いと全然面白くない。気を張って丁寧に膨大な量の謡を謡わなくてはならないので最後まで持てば良いのですが・・・ 深山幽谷に響き渡る山姥の声を表現できれば最高です!