12.2004年10月23日「能を知る会鎌倉公演」の記録です。

狂言「清水」・能「野宮(ののみや)

講演 上坂信男師
「源氏物語と能」

狂言「清水」
シテ 山本東次郎師 アド 山本則秀師
この面は「武悪(ぶあく)」と言います
鬼に化けた太郎冠者
能「野宮」 ワキ 野口能弘師

午前の部 シテ 中森貫太
面は「若女」 葛屋(くずや)の唐織を着ました

黒木の鳥居と小柴垣の作物を
光源氏への思いをこめて見つめるシテ
この曲は居クセなのでこの状態が長いのです
折敷(おりしき)と言う座り方
間狂言 山本泰太郎師
じっくり語ってくれてました
葵上との車争いに敗れ涙する御息所
袖をかける型は珍しいです
ワキに執心を晴らして貰うように頼みます
この型は「合掌(がっしょう)」と言います
午後の部シテ 観世喜正師
面は「増(ぞう)」 赤と浅黄色の段唐織でした
鳥居から一歩踏み出す型
この曲独特の型所です
扇を牛車の牛に見立てて引かれていくシテ
最後の型所です
質疑応答は上坂先生と二人でいたしました
源氏物語は上坂先生、能のことは私が答えました

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