1. 2001年5月5日県民能の記録です。
「葵上」
まず胴着の上に 衿と鱗箔(うろこはく)を重ねて着ます
衿は幅の広い物を着る人の首の長さに合わせて調整しながら巻いていきます
縫箔(ぬいはく)を腰巻(こしまき)に着けるときは袖に手を通しません
裾の長さを先に決めて上半身は脱いでしまいます
下半分が決まったところ
この姿を裳着胴(もぎどう)と言います
写真は折り返した下前が落ちてこないように糸で留めている所です
唐織(からおり)を壷織り(つぼおり=装束の着方)につけているところ
裾の長さは膝頭の裏が基本です
この姿は女性の道行き姿を表します
「葵上」前シテの装束の出来上がり
楽屋で床机(しょうぎ=イス)に腰掛けられるのはシテだけです
面(おもて)を着けるところ
必ず面に一礼をしてから顔に着けます
幕の裏側
最後のチェックを後見がしています
中入り直前(枕之段)
この後唐織を引き抜きます
後見が一番緊張する所
引き抜いた後ろ姿
上手く抜けています
今回は小書でしたので楽屋で物着をしています
普通は後見座です
脱いだ唐織をかぶせて貰っているところ
「かずき」と言います
幕に向かうところ
面は白般若
葵上後シテ
この姿勢は結構辛いんです
脱いだかずきを体に巻いているところ
上手く巻くのには結構コツが有りますし練習も必要です
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