15.2006年3月4日「能を知る会 鎌倉公演」の記録です。

解説「能の子方」・狂言「文山賊(ふみやまだち)」・能「隅田川(すみだがわ)」

解説 「能の子方」 中森晶三

狂言「文山賊」朝の部
シテ 深田博治師 アド 高野和憲師

ワキ 森  常好師 
ワキツレ 舘田善博師
能「隅田川」
朝の部 シテ 観世喜正師
紺地の縫箔に浅黄の水衣でした

朝の部では「深井(ふかい)」の面を使いました 

子方 中川優奈ちゃん 
この曲は子方を出さない演出もありますが
今回は子方を出しました

午後の部 シテ 中森貫太
若竹色の縫箔に藍鼠色の水衣でした
船頭に船に乗せて欲しいと懇願するシテ
この作物は「塚(つか)」と言います
子方用に小さいサイズを使いました
午後の部では「白曲見(しろしゃくみ)」の面を使いました
子供の死を知らされ泣き崩れる母親
この型は「両シホリ(もろしおり)」と言う
激しく泣く時の型です
左手に持っているのは「鉦鼓(しょうご)」で
右手にはその撥を持っています
子供の弔いをする母親の心境を如何に描くかが
この曲の難しいところです

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