15. 2003年1月15日県民能の記録です。

「空腕」「巻絹」

新年最初の会なので
「謡初めの式」をしました

狂言「空腕」
シテは山本則直師

アドは山本則孝師
親子共演でした

 能「巻絹」ツレが肩に背負っているのが巻絹です
子方用の水衣を巻いて竹の棒にはさみます
シテは音無天神の巫女
手には御幣を持っています
遅刻したため縛られているツレをシテが助けます
朝の部のツレは小島師
和歌の徳を説いたクセの舞
ワキの勧めにより神に祈りを捧げます

シテの面は「十寸髪(ますかみ)」です
首に掛けているのは「木綿襷(ゆうだすき)」で
巫女の印です

「神楽」の舞に入るところ
この型は「達拝(たっぱい)」と言います
神楽の途中で御幣を扇に持ち替えます
これを「直り(なおり)」と言います
「四海波」を平伏して謡っているところです
この姿勢は結構キツい・・・
巻絹をワキに届けるところ
午後の部のツレは古川師
ツレを縛り上げるところ
これは間狂言の仕事です
午後の部能「巻絹」 シテ奥川恒治師

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