記録-平成13年度詳細番組
[5/5県民能]・[6/5県民能]・[6/23東京公演]・[7/7県民能] ・[9/28横浜公演]
[10/23東京公演]・[10/27,30県民能]・[11/7県民能]・[11/18東京公演]
[1/25県民能]・[2/16県民能]・[3/30横浜公演]
平成13年薪能その他公演→
5月の公演
県民のための能を知る会 鎌倉公演
平成13年5月5日(祝)10時半/2時 始 会場 鎌倉能舞台 |
入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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解説
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源氏物語と能
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講演
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上坂 信男
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狂言
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地蔵舞(じぞうまい)
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僧
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山本 則孝
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主人
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山本泰太郎
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能
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六条御息所の生霊
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(朝) (昼)
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奥川 恒治 中森 貫太
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巫女
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(朝) (昼)
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坂 真太郎 古川 充
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横川小聖
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殿田 謙吉
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臣下
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則久 英志
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下人
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山本泰太郎
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笛
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一噌 隆之
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小鼓
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幸 正昭
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大鼓
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柿原 光博
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太鼓
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徳田 宗久
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葵上
光源氏の正妻葵上は物怪に悩まされている。 巫女の梓の弓に招き寄せられた怨霊は六条御息所の生霊と名乗る。
源氏の愛を失った車争いの恥辱の恨みを述べるうちに激情にかられ、 葵上を打ちすえ破れ車に載せて連れ去ろうとする。
急ぎ招かれた横河の小聖の祈祷に 悪鬼となって現れた御息所は必死に戦う。 しかしついに敗れ、ふたたび現れぬ来ぬことを誓って消え失せる。
上演度数のトップを常に争っている超人気曲。梓之出の小書でより緊密な演出となります。
源氏物語を題材とす
る能の代表作です。
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県民のための能を知る会 鎌倉公演
平成13年6月5日(火)10時/1時半 始
会場 鎌倉能舞台 |
入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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解説
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能の歴史
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解説
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中森 晶三
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*
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*
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*
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* |
*
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狂言
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昆布売(こぶうり)
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大名
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* |
野村 萬斎
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**
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**
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昆布売
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* |
高野 和憲
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*
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*
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*
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* |
*
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能
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尉
漁師
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(朝) (昼)
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五木田三郎
中森 貫太
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漁師の妻
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(朝) (昼)
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佐久間二郎
小島 英明
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千代童
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(朝) (昼)
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藤井 真州
中森 慈元
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*
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*
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旅僧
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森 常好
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所ノ者
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** |
破石 普照
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*
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*
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笛
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寺井 宏明
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*
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*
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小鼓
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* |
鵜澤洋太郎
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* |
* |
大鼓
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* |
亀井 宏忠
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善知鳥
伊勢陸奥外の浜の猟師。 死後殺生の罪により地獄に堕ち、 かつて自分が殺した鳥に追い回される責め苦を受ける。
能としてはリアルな演出とドラマチックな構成で見せる 一寸暗めの痩男物。
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道成寺
平成13年6月23日(土)午後2時始
会場 国立能楽堂 |
入場料(消費税込)・・
指定席A¥10,000(友の会¥9,000)
/指定席B¥8,000(友の会¥7,500)/自由席¥6,000(友の会¥5,500)
<座席表参照
>
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解説
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華麗な愛の背信
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講演
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馬場あき子
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仕舞
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清経 |
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弘田 裕一
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松風 |
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五木田三郎
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昭君 |
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観世 喜正
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狂言
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二人袴(ふたりばかま)
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聟
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山本 則秀
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舅
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山本 則直
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太郎冠者
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山本 則重
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親
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山本 則俊
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仕舞
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卒都婆小町 |
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観世 喜之
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能
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道成寺(どうじょうじ)
赤頭/中之段敷@/無@之崩
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中森 貫太
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道成寺住僧
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森 常好
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能力
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山本泰太郎
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能力
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山本 則孝
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笛
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寺井 宏明
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小鼓
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鵜澤洋太郎
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大鼓
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安福 光雄
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太鼓
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観世 元伯
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道成寺
紀州道成寺には久しく鐘が無かった。
その再建鐘供養の当日
女人禁制のいましめを破ってひとりの白拍子が入り込み、 舞を舞うとみせて鐘を引き落としその中に姿を消す。
住職は昔この寺で起きたおぞましい事件 熊野詣での山伏に懸想した娘が裏切った男を大蛇となって追い 川をやすやすと泳ぎ越して寺の釣り鐘の中に隠れた男を取り殺した話−
をし、祟りで落ちた鐘ならば法力であげようと一心に祈る。
果たして鐘は撞かぬのに鳴り、元の鐘楼に上る。
現れた大蛇は僧の法力と争うがついに敗れて川中に消える。
巨大な釣鐘、五人の鐘後見、始めから終わりまで各役全部秘事口伝づくめで、
文字通り命がけの気合いと迫力の超大曲です。
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7月の公演
県民のための能を知る会
鎌倉公演
平成13年7月7日(土)10時半/2時 始 会場 鎌倉能舞台 |
入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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解説
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新作能
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解説
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中森 晶三
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狂言
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佐渡狐(さどぎつね)
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佐渡ノ百姓
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山本 則重
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越後ノ百姓
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遠藤 博義
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奏者
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大島 寛治
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能
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(朝) (昼)
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津村禮次郎
中森 貫太
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天の使者
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(朝) (昼)
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都人
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遠藤 博義
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笛
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内潟 慶三
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小鼓
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古賀 裕巳
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大鼓
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高野 彰
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太鼓
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観世 元伯
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かぐや姫
地謡・囃子方がつくと、都人が登場、竹取物語のある筋を語る。 警護の武者が登場し、帝の命により今夜姫の昇天を防ぐことを告げ、 東の空が「月しろ」になるのを見て急ぎ去る。
笛一管のアシライ「音取(ねとり)」で姫が登場。 続く地謡で竹の露のごとく生まれ、翁夫婦に育てられた恩愛を述べる。
月の世界に帰る日の近いことを嘆き「翔(かけり)でその苦しみを舞い、 なおも帝を始めとする幾人もの求愛を退け、 使者の訪れの近いことを予感させる「来序(らいじょ)」の囃子によって、 いよいよ使者が現れる。
この間にシテは装束を改め(物着)、 地上の人々に対する報恩と別離の舞を舞い、 最後に月のしづくの輝く玉となって真澄の空へ消えていく。
戦前唯一の女性(玄人)能楽師、津村紀三子(1902〜1974)作。
美しい、叙情的な新作能です。
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9月の公演
県民のための能を知る会
横浜公演
平成13年9月28日(金)午後6時始
会場 横浜能楽堂 |
入場料(消費税込)・・正面指定席
¥6,000(友の会¥5,500)/脇・中自由席¥4,700(友の会¥4,200)
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解説
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兄弟愛の能
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講演
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堂本 正樹
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狂言
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栗 焼(くりやき)
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太郎冠者
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山本東次郎
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主
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山本 則孝
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能
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中森 貫太
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種直ノ従者
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佐久間二郎
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増尾春栄
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中森 慈元
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高橋權堂
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殿田 謙吉
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赦免使
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大日方 寛
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高橋ノ下人
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山本泰太郎
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笛
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一噌 隆之
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小鼓
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鵜澤洋太郎
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大鼓
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柿原 崇志
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春 栄
捕らえられた弟を助けるために自分の首を取れと懇願する兄と、 それを家来と言い張り追い返そうとする弟。
兄弟愛を美しく描いた曲。
子方がシテの弟という難しい役のため、滅多に出ない希曲です。
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10月の公演
能を知る会東京公演追加公演
酒の能
平成13年10月23日(火)午後6時始
会場 国立能楽堂 |
入場料(消費税込)・・
指定席¥7,000(友の会¥6,500)/自由席¥4,700(友の会¥4,200)
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解説
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酒の能
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解説
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中森 晶三
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狂言
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棒縛り(ぼうしばり)
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次郎冠者
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野村 万作
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太郎冠者
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竹山 悠樹
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主人
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野村万之介
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能
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中森 貫太
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源頼光
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殿田 謙吉
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独武者
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大日方寛
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貞光
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則久 英志
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季武
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御厨 誠吾
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綱
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梅村 昌功
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金時
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舘田 善博
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強力
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石田 幸夫
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濯女
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高野 和憲
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笛
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松田 弘之
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小鼓
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鵜澤洋太郎
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大鼓
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安福 光雄
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太鼓
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観世 元伯
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−大江山あらすじ−
源頼光は丹波の国大江山に住む鬼神退治の勅命を一条の帝から受け 四天王を始めとする家来の強者を引き連れ 山伏の姿に変装して鬼の館に向かう。
館の主酒呑童子(しゅてんどうじ)は真の山伏と思い宿を貸し 酒呑童子と呼ばれるのも酒が好きなためであると言い 頼光一行にも酒を勧める。
酔うほどに自らが比叡山を追われて国々を巡ってこの山に来たいわれを語り 構えてこの隠れ家を他言してくれるなと頼むが やがて酔いつぶれて寝所に消える。
頃合いを見て武具に身を固めた頼光が寝所を覗くとそこには童子の姿はなく 身の二丈はあろうかという鬼が眠っていたので 主従力を合わせて斬りつけ、 激しい戦いの末に鬼神の首を打ち落とし都に凱旋していく。
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10月の公演
県民のための能を知る会
鎌倉公演
平成13年10月27日(土)10時半/2時始
10月30日(火)10時/1時半始
会場 鎌倉能舞台
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入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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10月27日
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10月30日
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解説
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能面
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解説
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中森 晶三
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中森 晶三
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狂言
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膏薬練(こうやくねり)
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都の膏薬煉
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善竹 十郎
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野村 萬斎
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鎌倉の膏薬煉
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善竹富太郎
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深田 博治
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能
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(朝)中森 貫太 (昼)遠藤 喜久
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(朝)佐久間二郎 (昼)中森 貫太
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勅使
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鏑木 岑男
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村瀬 純
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従臣
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野見山光政
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村瀬 提
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笛
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寺井 宏明
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一噌 隆之
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小鼓
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住駒 匡彦
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宮増新一郎
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大鼓
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安福 光雄
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柿原 光博
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太鼓
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田中 進
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梶谷 英樹
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菊慈童
夫山より湧き出る不老寿の薬の水。
その源を訪ねた帝の臣が見たものは
七百前に帝の枕をまたいだ罪により、流され
山奥に一人住む少年だった。
中国を舞台とした、美しい小品。
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11月の公演
県民のための能を知る会 鎌倉公演
平成13年11月7日(水)10時/1時半始 会場 鎌倉能舞台 |
入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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解説
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能の小道具・作り物
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解説
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1 |
中森 晶三
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.1 |
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狂言
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名取川(なとりがわ)
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僧
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1 |
山本 則直
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在所の者
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大島 寛治
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能
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童子 稲荷明神
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(朝) (昼)
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中森 貫太 遠藤 喜久
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三条宗近
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野口 敦弘
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勅使
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野口 能弘
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下人
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加藤 元
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笛
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一噌 隆之
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小鼓
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森澤 勇司
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大鼓
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柿原 弘和
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太鼓
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観世 元伯
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小鍛治
一条天皇は夢の告げに従って三条小鍛治宗近に
御剣を打てとの勅命を下す。
良い相槌が居ないのに悩んだ宗近は 神力を頼もうと氏神の稲荷明神に参詣しようとする。
途中美しい少年が呼び止め、勅命の下ったことを言い当て、 古今の名剣、ことに草薙の剣の奇跡を物語り、 支度して我を待てと言い置いて雲に乗って去る。
やがて狐の姿で現れた明神の使は相槌を勤めて宝剣を打ち上げ、 勅使に捧げる。
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11月の公演
能を知る会東京公演別会
男の能&女の能
平成13年11月18日(日)午後1時始
会場 国立能楽堂 |
入場料(消費税込)・・
指定席A¥10,000(友の会¥9,000)
/指定席B¥8,000(友の会¥7,500)/自由席¥6,000(友の会¥5,500)
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解説
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男の能・女の能
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講演
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増田 正造
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能
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花筐筐之伝(はながたみ) |
照日ノ前 狂女
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中森 貫太
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侍女
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佐久間二郎
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王
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中川 優希
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官人
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鏑木 岑男
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使者
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野見山光政
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輿かき
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笛
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一噌 幸弘
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小鼓
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亀井 俊一
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大鼓
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佃 良勝
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狂言
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簸屑(ひくず)
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太郎冠者
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野村 万作
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主人
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石田 幸雄
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次郎冠者
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野村 萬斎
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仕舞
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笠の段 |
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駒瀬 直也
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放下僧 |
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津村禮次郎
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江 口 |
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観世 喜之
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能
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五木田三郎
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源義経
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観世 喜正
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江田源三
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中所 宜夫
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熊井太郎
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鈴木 啓吾
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姉和光景
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奥川 恒治
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正尊ノ郎党
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古川 充
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正尊ノ郎党
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小島 英明
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|
.
|
正尊ノ郎党
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桑田 貴志
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|
.
|
静御前
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中森 慈元
|
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|
.
|
武蔵坊弁慶
|
殿田 謙吉
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.
|
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|
笛
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一噌 庸二
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|
.
|
小鼓
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幸清次郎
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大鼓
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安福 建雄
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太鼓
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観世 元信
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11月の別会
秋の別会はおなじみの増田正造氏をお招きして、 切組物と狂女物という対照的な、 しかし登場人物の多い華やかな二曲をお楽しみいただきます。
頼朝より義経暗殺の命令を受けた土佐坊正尊をシテとする「正尊」。 弁慶の前で読みげる起請文は安宅の勧進帳・木曽の願書と並ぶ三読物の一つ。 斬られ役の迫真の演技が見所です。
「花筐」はツレを伴う唯一の狂女物。 シテが舞う李夫人の故事のクセは節・心持ち共に難しく、 白髭・歌占と共に「三難クセ」と呼ばれています。
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1月の公演
県民のための能を知る会 鎌倉公演
平成14年1月25日(金)10時/1時半始 会場 鎌倉能舞台 |
入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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解説
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能装束
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解説
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1 |
中森 晶三
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.1 |
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狂言
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寝音曲(ねおんぎょく)
|
太郎冠者
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1 |
善竹 十郎
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主何某
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善竹富太郎
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|
.
|
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|
. |
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能
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里女 巴御前
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(朝) (昼)
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奥川 恒治 中森 貫太
|
. |
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旅僧
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鏑木 岑男
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従僧
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. |
野見山光政
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. |
里人
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高橋 明
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笛
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内潟 慶三
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小鼓
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幸 正昭
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. |
大鼓
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. |
高野 彰
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巴
武将を主人公とする修羅物で唯一女性がシテの曲。
木曽の僧、粟津で女から義仲戦死の地を教えられ、 夜もすがら弔っていると、巴が在りし世の勇姿で現れ、 義仲戦死の有様と思慕の情を仕方噺に見せ、 弔いを頼まれる。
巴は旭将軍木曽義仲の妾。 美女ながら強弓精兵。常にひとかたの将として功あったが、 女連れの討死には恥と追い返された。
共に死ぬことのかなわなかった女武者の執心が 寂しく印象的です。
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県民のための能を知る会 鎌倉公演
平成14年2月16日(土)10時半/2時
始 会場 鎌倉能舞台 |
入場料(消費税込)・・全席自由席
¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)
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講演
|
伊勢物語と能
|
講演
|
* |
上坂 信男
|
狂言
|
蟹山伏(かにやまぶし)
|
山伏
|
* |
野村万之介
|
|
|
蟹の精
|
* |
高野 和憲
|
|
|
弟子
|
** |
破石 晋照
|
|
|
所ノ者
|
** |
破石 普照
|
能
|
|
尉
在原業平
|
(朝) (昼)
|
観世 喜正
中森 貫太
|
|
|
蘆屋公光
|
** |
殿田 謙吉
|
|
|
北山辺ノ者
|
** |
高野 和憲
|
|
|
所ノ者
|
** |
破石 普照
|
|
|
笛
|
* |
松田 弘之
|
|
|
小鼓
|
* |
森澤 勇司
|
|
|
大鼓
|
* |
安福 光夫
|
|
|
太鼓
|
* |
徳田 宗久
|
雲林院
伊勢物語を題材とした、男性をシテとする三番目鬘物。
芦屋の公光という男、 伊勢物語を愛読の余り夢の告げを受けて雲林院を訪れる。
美しく咲く桜の枝を折ろうとすると老人が現れこれをとがめる。 風流の物語の後老人は業平の化身と暗示して去る。
花の下にまどろむ公光の夢に業平が現れ、伊勢物語の秘伝を教え、 二条の后のもとへ忍んで通った様を優雅な舞に見せると見て目覚める。
日本史上最高の美男で歌人の在原業平を主人公とした名曲の一つです。
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3月の公演
県民のための能を知る会
横浜公演
平成14年3月30日(土)午後2時始 会場 横浜能楽堂 |
入場料(消費税込)・・正面指定席
¥6,000(友の会¥5,500)/脇・中自由席¥4,700(友の会¥4,200)
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解説
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能の話し
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解説
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中森 晶三
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狂言
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附 子(ぶす)
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太郎冠者
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野村 萬斎
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次郎冠者
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月崎 晴夫
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主
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深田 博治
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能
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廬生
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中森 貫太
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舞童
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藤井 真州
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勅使
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殿田 謙吉
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大臣
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御厨 誠吾
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大臣
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井藤 鉄男
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大臣
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芳賀 俊嗣
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輿かき
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則久 英志
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輿かき
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井島 正昭
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宿ノ女主人
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高野 和憲
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笛
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松田 弘之
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小鼓
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宮増新一郎
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大鼓
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柿原 弘和
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太鼓
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助川 治
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邯 鄲
捕蜀の国の青年廬生は人生いかに生くべきかに悩み、 遠く楚の羊飛山に住むと聞く仙人を訪ねようと、旅立つ。
途中邯鄲の宿で雨を避けて宿を取った廬生は、
主人から不思議な枕をすすめられて昼寝をする。
呼び覚まされて起きてみれば、楚国の王になれとの勅使。 驚く間も無く輿に乗せられ王宮へ。
五十年もの栄華を尽くして、さて枕を叩く音に目覚めてみれば、 ところは元の邯鄲の宿。
女御更衣の声と思ったのは松風の音、 粟飯炊く間の夢だったと知った廬生は「人生これ夢」と豁然と悟って勇んで故郷に帰る。
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